ちょこちょこ書いていく旅行記③

★スイス・ドイツの料理について
スイスといえばどんな料理を思い浮かべるでしょうか。おそらく大概の人はあれぐらいしか浮かばないのではないでしょうか。そう、チーズフォンデュであります。
スイスに来たからにはやはり食べておかなければならないでしょうと、寒い寒い夜に注文しました。メニューを見ると、ベーシックなフォンデュ以外に、トマトとハーブ入りのものがあってどっちにしようか迷ったけど、結局ベーシックの方を選びました。
私は以前フランスのアルプスにあるスキー場でチーズフォンデュを食べたことがありました。その時はフランスパンのほかに鶏肉やじゃがいもや人参やブロッコリーなど多種多彩な具が揃っていて、単調な味でいながらそれなりに微妙な変化を楽しむことができたので、今回もてっきりそんなんかなと思ってたのであります。そしたら・・・レストランのお兄ちゃんやおらコンロと溶けたチーズが入った鍋とこんもり盛られたフランスパンを持ってきて、「はい、召し上がれ!」と去っていってしまった。えっ、これだけっすか!?野菜は?鶏肉は??と少しだけお兄ちゃんが戻ってくるのを待っても戻ってこない。あああ本場のフォンデュはパンのみで食べるのね・・・とやっと納得し、あとはひたすら機械的にパンを刺し、チーズに漬け、口に運ぶという作業を黙々と。運の悪いことにこのチーズ、一緒に入っている白ワインの味がきつすぎて全然本来あるべき味がしない。口に入れる瞬間、アルコールの熱気でむせるほどで非常に食べにくかった。チーズフォンデュか・・・多分観光客専用料理なんだろうなあということで、もう二度と食べないであろうリストに入ってしまいました。続く。