三重県にある母方のおばあちゃんちに家族と訪れる。おばあちゃんちには赤ん坊の時分からしょっちゅう来てたので、昔からどのように町並みが変化してきたかよくわかるはずなのだが、物心ついた頃から20数年、こんなにも変わらない場所はとても珍しいと思う。学校も昔と同じ建物。線路は相変わらず遮断機がついていない。見渡す限りの田んぼ。そのそばにはおたまじゃくしを捕まえようとたもをもってじっと水面を見つめる子供たち。そして道端には車にひかれてぺしゃんこに干からびた蛙の死骸。懐かしさに胸いっぱいになりながら妹としばし散歩。