久しぶりにフランス語をしゃべる夢を見た。向こうにいた間はほぼ8割がたフランス語か英語で夢を見ていたが、日本に戻ってきてからは稀に見るぐらいになってしまっていた。
今の職場にはフランス語が堪能な人が一人いて、暇があるときは忘れないようにとお互いフランス語で会話をしている。不思議なのは、実際に職場で会話する時には忘れてしまっていて使うことのない単語が、夢の中ではぽんぽん自分や会話の相手が口に出すことである。例えば、今日の夢では:
<Tu faisais quoi pendant la recre?>(休み時間何をしてたの?)と私が相手に聞いていた。とはの略で、学校の休み時間を指す時は大概略して使っていた。このrecreという響き!起きてから、「あ〜そういえばそんな単語もあったなあ」と無意識に使っていた夢の中の自分についつい感心してしまった。
それからもう一つ疑問。これは向こうにいた時から思っていたのだが、夢の中の会話の相手は大概流暢にフランス語をしゃべっている。さて、果たして相手が口にしている文章は正確なフランス語なのだろうか?所詮自分の語学レベルを超えない範疇で文章を構成しているのに過ぎないと考えると、流暢に聞こえながらも文法的にははちゃめちゃだと言える。ま、夢の話だから確かめようがないのだけれど。
夢を見る度に、あんなにしゃべる人を夢見ることができるんだから、潜在的に私にもあれだけしゃべる能力があるはずだと信じて疑わなかったあの頃の自分が懐かしい。